OSインストールと初期設定

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前項で製作した機材にLinuxを入れていきましょう。
自分でできるよって人は飛ばして次に進んでください。

今回インストールするのはCentOSと呼ばれるLinuxです。
CentOSはRed Hat Enterprise Linuxを完全互換したフリーのディストリビューションです。
(Red Hat Enterprise Linuxは業務用サーバとして定評があります。)
そのためサーバ用途向きのLinuxと言えます。
別に他のLinuxでも構いません。

今回使用するのはCentOS6、32bit版です。(搭載メモリが4GBのため、32bitで十分です。マインクラフトは標準で32bitJAVAを使用しているようですので、こちらのほうが色々都合が良いのです。)
OSインストールにあたって、おそらく下の解説よりもわかりやすいページがいっぱいあるはずです。Googleなどで検索して先人の知恵を拝借しましょう。

では、行きましょう!!
まずはOSインストール用のデータをダウンロードしないといけません。
これは今回用意した機材ではなく、別のPCで行います。
普段使っているWindowsのPCがあればそれで作業をしてください。
まず、Red Hat Linuxのフリー版のCentOSをThe Community ENTerprise Operating Systemより取得します。

Download: CentOS6.0 i386 版

ダウンロードは好きなところからでOKです。
CentOS-6.0-i386-bin-DVD.iso は4GB程度の大容量ファイルです。ダウンロード支援ソフトがあれば、それを使うのも手です。

ダウンロードが完了したら、そのファイルをDVDに焼かなくてはいけません。
“ISO DVD”などでGoogle先生に聞いてみると方法はいっぱい載っています。

例えば、
http://www.free-dvdrip.com/dvd-shrink/isotodvd.html
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1259win7isowrite/win7isowrite.html
などなど。

これでOSの準備は終わりです。


続いて、新調した機材にインストールする準備をしましょう。

    用意するもの一覧

  • インストールするマシン
  • OSのディスク
  • DVDドライブ(機材に内蔵されている場合は不要)
  • USBキーボード
  • USBマウス
  • 電源ケーブル
  • LANケーブル

まず、電源ケーブル、LANケーブルをつなぎ、キーボード、マウスをつなぎます。
そして、DVDドライブにOSのディスクを入れて、接続、本体を起動します。
すると、インストールが始まります!

インストール関係は、はじめての自宅サーバ構築さんを参考に行なってください。私が説明するより断然わかりやすいです!
オプションなども、先ほどのサイトで説明してあるとおりで問題有りません。図説の通り、進めてください。

これでインストールは終わりました。

さて、ここまで順調に終われば、あと一歩。
今回新調したマシンの場合、このままではインターネットに繋がりません。ここをどうにかしましょう!

まず、インストールしたマシンにログインします。
ユーザ名をその他を選んで、”root”を入力。そしてパスワードには、インストール時に「管理者パスワード」として入力したものを入れます。

ログインできたら、システムメニューからターミナルを呼び出します。
(デスクトップで右クリックをして”端末”を選んでも良いです)

そして以下の例に従って入力します。
1行目は変更のしようがありません。2行目は設置場所のネットワーク設定に従って値を変更してください。

[root@localhost ~]#modprobe jme
[root@localhost ~]#ifconfig eth0 172.16.0.100 netmask 255.255.255.0

続いて、ネットワーク設定を書き換えます。

[root@localhost ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT="yes"
HWADDR=80:EE:73:1F:BF:12
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
IPADDR=172.16.0.100
PREFIX=16
GATEWAY=172.16.0.1
DNS1=172.16.0.1
DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=yes
IPV6INIT=no
NAME="System eth0"
UUID=5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03

以上です。これでサーバを再起動しましょう。

[root@localhost ~]#reboot

再起動が終わったら、ログインして、ブラウザ(Firefoxがインストールされています)で適当なページを開いてください。Webページにアクセスできたら、ここまでの設定が正しく完了しています。
表示されない場合は、何かしら問題が起きていますので、戻って見なおしてみましょう!

次にSELinuxとファイアーウォールを無効にしましょう。有効のままだと、接続設定などがいろいろめんどくさいのですよ!!
まずはファイアーウォール設定。


[root@localhost ~]# /etc/rc.d/init.d/iptables stop
iptables: Flushing firewall rules: [ OK ]
iptables: Setting chains to policy ACCEPT: filter [ OK ]
iptables: Unloading iptables modules: [ OK ]
[root@localhost ~]# chkconfig iptables off
[root@localhost ~]# chkconfig ip6tables off

続いてSELinux設定。

[root@localhost ~]# vi /etc/sysconfig/selinux
# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
#enforcing - SELinux security policy is enforced.
#permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing.
#disabled - SELinux is fully disabled.
SELINUX=disabled # 修正
# SELINUXTYPE= type of policy in use. Possible values are:
#targeted - Only targeted network daemons are protected.
#strict - Full SELinux protection.
SELINUXTYPE=targeted

続いて、「魔法のおまじない」です。詳しく言うとユーザのタイムスタンプを日本時間にする方法です。

【新規ユーザ対処】
[root@localhost ~]# mkdir /etc/skel/etc ← ユーザ登録時にホームディレクトリへetcディレクトリが作成されるようにする

[root@localhost ~]# cp /etc/localtime /etc/skel/etc/
 ← ユーザ登録時に/etc/localtimeがホームディレクトリのetcディレクトリへコピーされるようにする

【既存ユーザ対処】
[root@localhost ~]# vi localtimset ← localtimeセットアップスクリプト作成
#!/bin/bash

for user in `ls /home`
do
id $user > /dev/null 2>&1
if [ $? -eq 0 ]; then
grep $user /etc/vsftpd/chroot_list > /dev/null 2>&1
if [ $? -ne 0 ] && [ ! -f /home/$user/etc/localtime ]; then
mkdir -p /home/$user/etc
cp /etc/localtime /home/$user/etc
echo $user
fi
fi
done

[root@localhost ~]# sh localtimset ← localtimeセットアップスクリプト実行
user1



usern

[root@localhost ~]# rm -f localtimset ← localtimeセットアップスクリプト削除

どうでしょうか。できましたか?w
実は、このへん結構めんどくさくて、ハマってしまうところです。
上手くいかない場合は、いろいろ調べてみてくださいね!

最後に、入っているパッケージを最新にします。
この作業は少し時間がかかります。

[root@localhost ~]# yum -y update

ここまで完璧って人は、この先はリモート操作を行いますので、本体からディスプレイ、キーボード、マウス、DVDドライブは外してしまって結構です。

次に行きましょう!

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