「機材があるし、もう準備大丈夫!」って人はサーバウェアのインストール項目から読み始めてください!
機材選定される方、予算はどのくらいですか?
「そんな事言われても、、、、よくわかりません!」
って人が多いと思うんです。実際、高い予算=高いスペックなので、同時接続数を多くしたいって人はお金をたくさんかければいいわけです。
でも、そんな大規模サーバいらないよって人がほとんどですよね。
ここでは、同時接続10~20くらい。身内サーバで十分だし、運営コストもなるべくかからない!という構成で機材選定をしていきます。そもそも同時10人でプレイって身内ではなかなか無いかもしれません。
※2012年12月の情報です。
今回の機材選定の予算は、ずばり35,000円!
この範囲内で機材を新調してマインクラフトのサーバ公開まで行います!
今回、とりあえず機材はShuttle ベアボーン ATOM525 XS35GT V2です。約20000円
これはベアボーンキットと言って、自作マシンを簡単に作るためのもので、ほとんど完成している製品です。
ベアボーンの特徴は、ある程度カスタマイズが出来るのに、大事なところは全部作ってあるっていう便利な代物です。もちろん、オール自作に比べて選択の幅が狭いですから玄人さんにはオススメできません。
(そもそも玄人さんはこんなページ読まないですね!自分で選べますから!)
そんなわけで、自作初心者にはうってつけの機材がベアボーンです。今回はこのスペックで十分なのは確認済みですが、今後のために詳しいスペック等は各自メーカーサイト等で確認の上、購入をお願いします。
このマシン、稼働中の最大電源容量が40Wですから、バリバリ酷使させたとしても1時間あたり最大40Whです。東京電力2012年12月の場合、1ヶ月あたり約400円(契約容量、プランにより前後するため”約”という表現を使用しています。)で動くんです。もちろん、これは酷使した場合。実際には24時間びっちりMAXパワーで動くなんてことはないですので、電気代はもっと少ないはずです。ちなみにマックスパワーで使用する時間が多いってことはサーバスペックが足りてないってことですので、もっと上の機材を用意する必要があるってことです。
何事も余裕を持って準備しましょう!
そしてそして、しかもこのマシン。ファンレスなんです。つまりパソコン起動中特有の機械音(ファン音)が全くしません。部屋に置いていても静かなんです!!
熱とか大丈夫!!?
大丈夫です。省エネ、省排熱のCPUが組み込まれています。
もちろん、最新のハイエンドCPUではありません。最新を求めるのならば、電気代たくさん。排熱いっぱい。騒音だらけのモンスターマシンにするべきです。能力も高いです。
もちろん、同時100人とか大規模公開サーバを用意する場合には、ソッチの方がいいです。ですが、身内サーバではそんなもの要りません。
低価格で長く遊べるマシンを選びましょう。
しかし、ベアボーンキットももちろん自作PCです。いわゆる未完成の製品です。これだけでは動きません。最低限として他にメモリーとHDD(もしくはSSD)が必要です。
SSDって何???て方。時代はSSDです。SSDにしておきましょう!!
(ちょっとだけ説明すると、HDDは中でディスクが回転します。CDみたいなヤツ。回転するときモーターが動きます。音はそれ。それに比べてSSDは巨大なSDカードです。だから無音。SDカードがキュルキュル音出したら嫌ですよね。)
では、ベアボーンを完成して行きましょう。
まずはメモリ。
メーカーサイトによると
メモリ:DDR3 SO-DIMM×1(DDR3-800、667MHz)最大容量4GB
と、ありますがDDR3-800ってメモリはこれを最大メモリとする機種が少ないので、市場価格が高いのです。
そこでより安価な上位機種を選びます。メモリは同じDDR3だったら下位互換してくれます。
なので問題なく使えます。むしろ、新しいマシンにしたときにメモリを流用できたりといいことが多いです。
おすすめはTranscend JetRam ノートPC用増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 4GB 永久保証 JM1333KSN-4Gです。当たり外れが少なく、トランセンドさんは良品で有名なメーカです。そして安い!なので、マシン搭載限界の4GBを積みましょう。
続いてHDDもしくはSSD。オススメはKingston SSD V100 standalone 128GB SV100S2/128Gです。
HDDの場合、独特の回転音がありますから、SSDをお勧めします。もちろん少しだけ割高ですが、ファンレスにしないと生活困りますよ!!
この構成で動くの?本当に。。。と思ってるあなた。ちゃんと動きます。
このサイトで公開しているサーバ(mc-alice.nasutan.net:20000 ※公開サーバページ参照)は、今ご紹介した構成で動いています。全く一緒です。
公開サーバですから、ログインして自分で動くことを確かめてみてください。
最低限、これだけ揃えればサーバとして動きます。
追加としては、スリム工学ドライブなどが積めますが、使っていなくても搭載部品数が増えると電気代が多少増えますので、USBタイプの外付けのDVDドライブなどを購入するといいです。USBタイプの外付けの方が必要なときだけ接続すればいいので、配線なんかもスッキリします。すでに外付けのDVDドライブを持っている場合はそれでOKだと思います。
他には、インストール時の操作にキーボードとマウスが必要です。このベアボーンキットにPS2端子は有りませんので、USBタイプのものをご用意ください。
インストール時だけ必要ですので、手元のWindowsパソコンなどで使用しているものがあればそれを使うと余計な出費はありません。(ローカルLAN内でLinuxサーバを使うのであれば、接続はしていなくとも1セットキーボードとマウスを用意しておくほうが安心といえば安心です。緊急用として。)
一応、紹介しておきます。
USBタイプ外付けDVDドライブ:BUFFALO Boostケーブル搭載 ポータブルDVDドライブ ブラック DVSM-PC58U2V-BK
キーボード:ELECOM メンブレン式キーボード 112キー USB スタンダードサイズ ブラック TK-FCM007BKもしくはELECOM メンブレン式キーボード 109キー USB スタンダードサイズ USB HUB付 ブラック TK-FCM010BK
※基本的に安い方でいいです。高い方はUSBハブが搭載してあります。色々増設とかしない限り使いません。
マウス:エレコム EU RoHS指令準拠 USB 光学式マウス スタンダードサイズ/簡易パッケージ(ブラック) M-M2URBK/RS
これで十分です。
再度になりますが、DVDドライブ、キーボード、マウスは手持ちの物があればそれで十分です。余計な出費はなるべく抑えましょう!
さて、そうすると合計いくらなのか!
2011年12月12日現在の価格ですと、、、
本体:19,800円
メモリ:1,649円
SSD:12,980円
合計34,429円!
35,000円以下で専用サーバ機が作れます。
DVDドライブやキーボード、マウスを揃えても4万円切るんじゃないでしょうか。
もちろん、このスペックじゃヤダ!とかこのメーカーの商品は買いたくない!とかあれば、お好きにカスタマイズしてくださいね。
そうそう。忘れていたものがありました。LANケーブルとかLANハブとか。
せっかくサーバ作ったのに、どこにもつながってない!とか寂しすぎます。。。。
自宅にルーター(もしくはモデム?)があると思いますので、そこから新調するマシンまでLANケーブルを引く必要があります。さらにLANポートが足りない!って人はLANハブなどでタコ足にする必要がありますね。
必要にあわせて購入してください。
左から順に1m、2m、3m、5mのリンクです
ハブ。好みの物を。右に行くほど(価格が高いほど)良品です。
ハブじゃなくて、どうせならルーターにしちゃうって人もいるんじゃないでしょうか。(すでにルータ設置している方は、安いハブで十分かと思います。)
あぁ、、、もう一つだけ。。。ディスプレイ必要です。
デスクトップPC使っている人はあると思うので、それに接続すればOKです。
ノートPCの人は買う必要があります。。。出費増えますね。
インストールさえしてしまえはディスプレイは不要です。知り合いから借りられるとかであればそれでもOKです。
裏技ですが、最近の地デジテレビはPC用端子(D-sub端子)を搭載しているものもあるのです。そこにつないでも十分対応可能です。
Amazonなので、これだけ買えば送料無料で数日中に届きます。商品が届いたら、ベアボーンキットの組み立ては簡単です。プラモデルでSDガンダム作るよりもミニ四駆作るよりも簡単です!!!(そっちは作ったことが無いのでなんとなくですが、、、、そのくらい簡単です!!)
基本的に説明書入ってます。裏のネジ外して(ネジ穴保護シールが付いているかもしれません)、部品組み込んで(組み込む場所は一目瞭然なのですぐわかります。)、ネジ止めして終了!
ほら、専用サーバの出来上がり!
安心して、次のページに進みましょう。
記事を読ませていただきました
一点疑問に思う点があるのですが
ATOM525 XS35GT V2を紹介されていますが
Minecraft Serverの動作にグラフィック性能は必要ないのでは・・・
同等CPUのXS35 V2のほうが価格も安いし発熱量や消費電力も低そうなのですが
やはりGPUが無いとなにか問題があるんでしょうか
その通りです。
サーバ機にXが入っている場合、動作確認を含めてサーバ機で起動することも視野に入れてのマシン選びでした。